2月、イタリア・ミラノで開催された展示会後に
以前から訪問したかったパドヴァにあるMaretto(マレット)に向かいました。
取引初めのころからMarettoのPaoloは「いつでもウェルカムですよ!」と気さくに話してくれていました。
ですが、非常にクオリティの高いこちらのブランド。
良さを私たちもより良く知って、価値を存分に理解できるようにしてから訪ねたいと考えてました。
数シーズン扱って以前よりも彼らと親しくなり、Marettoに恥じない気持ちで今回ついに訪問!
パドヴァはベネチアの手前、車で30分くらいの土地です。
ミラノからは車なら3時間半くらい?
列車で行くことも考えましたが、オーナーH氏の大好きな車移動を選択。
(確かに工場まで直接向かえます・・・がお酒は飲めない・・・)
ミラノ中央駅から最近お得意のレンタカーで出発。
※東名のSAではありません。イタリアです。
ドイツはアウトバーンで鬼のようにみんな飛ばすので、ハイスピードが苦手な私はいつも真っ白になるのですが。
イタリアは「ベタ付け走行(あおり)」「ウィンカー出さない」「割り込み(しかもトラック)」・・・等々
日本だったら完全アウト続出・・・
ドイツとは違う意味で真っ白・・・恐るべしイタリア。
(ちなみに以前、目の前の車が高速でUターンしてるのも見ましたが・・・)
Marettoの工場兼オフィスは閑静な住宅地の真ん中にありました。
到着するとMaretto一族であり、マネージャーでもあるPaoloがお出迎え。
ちょうどお昼時でだれもいなかったのですが簡単な会社の歴史から説明してくれました。
敷地内には一族の歴史が詰まっている場所。 (彼らはそれを非常に大切にしています)
・昔馬車を入れていた建物は倉庫兼駐車場に
・工場のスタッフと家族が食事していた場所はプレスルーム
・住居スペースはオフィス に
・壁には革を担当するPaolo従妹、彼はなんと4つ子!・・・の子供時代の写真。
(彼は兄弟で並んで革裁断機を扱っていました!)
今はもう使われていないそうですが、プレスルームの一角には趣のあるバーカウンターがありました。
工場全体も決して大きくはなく、
できる限り自分たちが目の届く範囲の規模で稼働しています。
手仕事の量が多いことが自慢のアットホームな、でもプライドが詰まった工場でもあります。
(もちろん細かい対応も可能!)
案内をしていただきながら、Paolo自らデモンストレーションも
ちなみにブランドにとって宝物は「革」
良い革がなければ良い靴は作れない!これ本当に重要です。
Marettoも革は最高級のものばかり
もちろん保管は金庫。
年間通して一定温度を保った倉庫にすごい革が詰まっていて・・
革好きにはたまらない空間ですねw
工場内で仕事する人は本当に親族やご近所さんが多く!
最後の仕上げにいるスタッフはPaoloのおじさんやおばさん・・・
みんな朝から晩までしっかり仕事しているそうです。
ちなみに・・・パドヴァやヴェネチア周辺はけっこうな工業地帯。
ベネチアの素晴らしい街並みに入る手前も「ここは東京湾岸!?」「羽田?!」みたいなくらいの風景です。
北側のイタリア人曰く、イタリアを支えているのは自分たちだよ!・・・はもちろんPaoloも言ってました(;’∀’)
*写真はこれからの発展を祈って達磨さんを日本から・・・
なんとなしPaoloに似てる??!!と撮影した1枚
たくさんの数ではないですが、高クオリティでクラシックながらも洗練された空気をまとった靴
それが「Maretto」
当店でも一目ぼれするお客様が続出しております。
工場のお写真とこのBLOGを読んで興味を持たれた方、ぜひお店でご覧になってください!!!
今季セレクトしているMarettoの商品はこちらです。
■ロングカウンターを採用したレースアップシューズ
http://o-fits.com/blog/2019/04/maretto-19ss/
■上質なカーフレザーのスリングバックシューズ
http://o-fits.com/blog/2019/04/19ss-maretto-2/
■安定感の良いヒールサンダル
http://o-fits.com/blog/2019/04/19ss-maretto-3/